5月の有効求人倍率、前月比0・02ポイント減の1・24倍…完全失業率は横ばいの2・6%

 厚生労働省は28日、5月の有効求人倍率(季節調整値)が前月から0・02ポイント下がって1・24倍だったと発表した。新規求人倍率(同)は前月を0・01ポイント下回り、2・16倍だった。有効求職者数(同)は206万8269人で、前月から1・9%増えた。厚労省は、物価高で、ダブルワークや転職を検討する人が増えていると分析している。

厚生労働省

 一方、総務省が同日発表した労働力調査によると、5月の完全失業率(季節調整値)は2・6%で前月から横ばいだった。就業者数(同)は前月比10万人増の6761万人で、完全失業者数(同)は182万人と前月から1万人減少した。

 正規職員・従業員数は7か月連続増の3675万人で、比較可能な2013年以降で最多を更新した。

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