日産、15万台リコール=ブレーキなどで検査不正

不正が判明し、記者会見で謝罪する日産の本田聖二常務執行役員(右)と平田禎治常務執行役員=7日午後、横浜市西区

 日産自動車は7日、出荷前に実施しているブレーキ制動力検査で新たな不正が判明したと発表した。基準値に収まるよう不適切な手法で行っていた。小型車「ノート」など11車種、計約15万台のリコール(回収・無償修理)を13日に国土交通省に届け出る。完成検査をめぐる不正発覚は、昨年秋以降で4度目。
 9月に明らかになったSUBARU(スバル)の不正事案を受けて実施した自主調査で発覚した。追浜工場(神奈川県横須賀市)とオートワークス京都(京都府宇治市)の2工場で、制動力やハンドルなど完成検査内の6項目で見つかった。
 リコールは、17年11月~18年10月に生産された車両が対象。いすゞ自動車と三菱ふそうトラック・バス(川崎市)に供給していた小型トラックなども含まれる。
 日産の本田聖二常務執行役員は7日に記者会見し、「お騒がせし、深くおわび申し上げる」と陳謝した。不正の理由については、古い検査設備で扱いにくかったことやコスト削減重視の意識が影響したと指摘。品質問題が深刻化している中、検査不正が最近まで続いていた点には、「従業員に不適切な行為との認識がなかった」と釈明した。 

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