“最強”のND型「ロードスター」待望の市販化か!? ニュルで鍛えた注目の「マツダスピリットレーシングRS」は2リッターで200馬力を発生か?

「東京オートサロン2024」に展示され、マツダブースを沸かせたND型「ロードスター」ベースの「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」。先日、富士スピードウェイで開催された「マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ」でも実車展示されたこのコンセプトカーの市販化が、ついに決定した模様です。果たしてどんなモデルになるのでしょうか?

“最強”のND型「ロードスター」がついに市販化か

「東京オートサロン2024」に展示され、マツダブースを沸かせたND型「ロードスター」ベースの「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」。

“最強”のND型「ロードスター」といわれるこのコンセプトモデルの市販化へ向け、マツダ社内ではゴーサインが出たといわれています。果たしてどんなモデルになるのでしょうか?

市販化が決定したとされる「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」

市販化が決定したとされる「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」

「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」は、「東京オートサロン2024」のマツダブースで世界初公開されたコンセプトカーで、多くの来場者を魅了しました。

 2024年10月19日と20日の両日には、富士スピードウェイで開催された「マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ」でも実車展示され、多くのマツダファンを魅了しました。

 ネーミングにある“マツダスピリットレーシング(MAZDA SPIRIT RACING)”とは、現在、マツダが育成している同社のサブブランドです。

 かつてレースの世界で活躍した“マツダスピード”以来、25年ぶりにマツダが立ち上げたファクトリー・モータースポーツ部門であり、同社のブランド体験推進本部の中に位置し、さまざまなモータースポーツ活動に取り組んでいます。

 2021年から国内のモータースポーツであるスーパー耐久シリーズへの参戦を開始したマツダは、カーボンニュートラルの実現に向けて多彩な技術をレースの世界でブラッシュアップ。トヨタやスバル、ホンダ、日産といったライバルと切磋琢磨しながら、市販車などへの技術のフィードバックを検討しています。

「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」は、そんな“マツダスピリットレーシング”の名を掲げた市販モデル第1弾として開発が進んでいる特別な「ロードスター」です。

 ND型「ロードスター」のソフトトップ仕様をベースに、スーパー耐久レースに参戦するマシンのイメージをフィードバックしたデザインを採用。

 開発テーマは“街中からサーキットまで楽しく走れるクルマ”で、ベースモデルと比較してサーキットにおいて意のままに操れるクルマに仕立てるとともに、日常的なシーンでも上質な乗り味を実現するといいます。

 エンジンは、日本仕様の「ロードスター」では初の設定となる2リッター4気筒自然吸気エンジンを搭載。マツダ関係者の話では、最高出力は200馬力を発生するようで、リッター当たり100馬力以上を誇るハイスペックエンジンを目指しています。

 足回りやエアロダイナミクスは、スーパー耐久シリーズへの参戦で培ったノウハウをフィードバック。さらにインテリアは、スエード調の素材を多用するなど、ベーシックな「ロードスター」よりもレーシーな仕立てとなっています。

「マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ」で開催されたトークイベント「MAZDA SPIRIT RACINGの挑戦」では、「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」がスーパー耐久シリーズの過酷な環境下やドイツ・ニュルブルクリンクなど世界有数の超難関コースでテストをおこなっていると披露するなど、その高い完成度に自信をのぞかせました。

 そしてこの特別な「ロードスター」に対し、マツダ社内では市販化へ向けてのゴーサインが出された模様です。

「マツダファンフェスタ2024 at 富士スピードウェイ」の会場では、マツダが展開するアプリ「倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING」の会員限定イベントも併催。そのトークショーにおいて、市販化決定のアナウンスがおこなわれたとSNSでは話題となっています。

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 速さと質感にこだわる“マツダスピリットレーシング”の価値を体現したハイパフォーマンスモデル「ロードスター マツダスピリットレーシングRSコンセプト」。特別な「ロードスター」が街を走る日が今から楽しみです。

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