チタンとダマスカス鋼で作られた「無骨すぎるツールウォッチ」がカッコいい! ドイツの名門・ジンの新たな挑戦とは?

ドイツの名門ウォッチブランド・SINN(ジン)より、ケースとダイヤルをチタンダマスカスで作り出した世界100本限定の「1800.TITANDAMASZENER」(258万5000円 消費税込 予価)が今冬発売予定。複数の課題をクリアし、強度の異なるチタンを重ね合わせて希少なマスターピースが誕生しました。

●さまざまな課題を乗り越えて生み出されたチタンダマスカス

 圧倒的な信頼性を持つパイロットウォッチを作り続けるジンですが、マテリアル分野における知識と技術を実証するための挑戦として、ダマスカス鋼を用いた特別なウォッチ「DAMASZENER」も継続的に生み出してきました。

 表面に出現する独特の模様と、謎に包まれた製法により神秘性を帯びるダマスカス鋼を現代的な製法によりウォッチのケースに昇華。

 2023年には「1800.S.GG.DAMASZENER」がドイツ・デザイン賞を受賞するなど、時計ファン注目のモデルとなっていますが、今年は新たにチタンをベースとしたチタンダマスカスによる希少な限定モデルが誕生しました。

表面に独自の模様が浮かび上がるダマスカス。今回はグレード2とグレード5のチタンを組み合わせて使用感も快適なモデルが完成

表面に独自の模様が浮かび上がるダマスカス。今回はグレード2とグレード5のチタンを組み合わせて使用感も快適なモデルが完成

 ウォッチの素材としても馴染み深いグレード2とグレード5のチタンを重ね合わせて鍛造したものですが、このふたつの素材の強度の差からくる製造工程の難題を見事クリアし、改めて名門ジンの有する高度な知識と技術を証明するマスターピースとなっています。

 ダイヤルとケースはチタンダマスカスの塊から一体として削り出したものであり、この製法によってダイヤルからケースへとその独特の模様が切れ目のない完璧な繋がりを見せ、さらに、ケースだけでなく、尾錠やリューズにおいてもチタンダマスカスを採用。

 このチタンダマスカスの表面には、ジンの誇る硬化処理技術・“テギメント・テクノロジー”で高い硬度を与えており、傷によりその模様が損なわれることも防いでいます。

 もちろん、チタン自体の持つ軽量性、耐腐食性、抗アレルギー性、肌触りのよさも併せ持っており、希少なウォッチでありながら着け心地も快適。

 グレーで神秘的な模様を見せるダイヤルと共演するのは、対照的とも言える鮮やかなブルーによるアプライドインデックスや針、ロゴといった構成要素。

 針とインデックスには夜行塗料も塗布され暗所でも明確な視認性を発揮。

 チタンダマスカスの模様はもちろん1点1点異なるものとなっており、100本限定という希少性に加えて、世界でただひとつの自分だけの模様を身につける喜びが至高の満足感を与えてくれることでしょう。

●製品仕様
「1800.TITANDAMASZENER」
・価格(消費税込):258万5000円(予価)
・限定数:世界限定 100本
・ケース素材:チタンダマスカス製ダイヤル一体型ケース
・サイズ:ケース径 43mm、ケース厚 10.4mm
・重量:50.2g(ベルトを除く)
・ムーブメント:機械式自動巻き SW 300-1
・対磁性能:4800A/m(DIN8309準拠)
・防水性能:10気圧防水
・機能:時、分、秒、カレンダー
・ジンテクノロジー:テギメント・テクノロジー

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