クレドール50周年！ フィナーレを飾る「ゴールドフェザー U.T.D. スケルトン」は漆芸＆彫金が豪奢な限定モデル

ブランド誕生から50周年を迎えたクレドールより、「50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. スケルトン 限定モデル」が登場。極薄スケルトンムーブメントには彫金で、漆プレートには蒔絵で、大鷲の羽根模様を繊細かつ大胆に表現。世界わずか12本の貴重なモデルです。

●ブランド誕生50周年のフィナーレを飾るドレスウォッチ

　金側を中心に1969年より展開をスタートした高級時計コレクション“特選腕時計”を前身に、日本発の高級ドレスウオッチブランドとして1974年に誕生したクレドール。

　フランス語で「黄金の頂き（CRÊTE D’OR）」を意味する名前の通り、選び抜かれた素材と名匠の技で日本ならではの美を体現する、極めて芸術性の高いウオッチコレクションです。

　2019年には、セイコーブランドから独立したポジションとして差別化を行うとともにブランドを刷新。手にした人の心を満たし、人生に彩をもたらすラグジュアリーブランドとしてのアイデンティティを確固たるものとしています。

　そんなクレドールにとって、今年2024年はブランド誕生から50周年となる特別な年。

　アニバーサリーイヤーを祝して、ブランド初期のデザインを復刻させた「ゴールドフェザー U.T.D. GCBY995」、巨匠ジェラルド・ジェンタが1979年に手がけたデザインを復刻させた「ロコモティブ GCCR999」などいずれ劣らぬ意匠を備えた特別モデルを発表してきましたが、今回ご紹介する「ゴールドフェザー U.T.D. スケルトン 限定モデル GBBD945」（660万円、消費税込）はそのフィナーレを飾るもの。

　気品漂う大鷲をデザインソースに据え、その精悍さを“羽根”のモチーフに託して表現。ダイヤル外周に備えるリング状の漆プレートには熟練の技によって壮麗な蒔絵を施し、中央にのぞかせるルテニウム仕上げの極薄ムーブメントにはきめ細やかな彫金で艶やかな羽根模様柄を施します。

●漆芸と彫金、日本ならではの加飾技法で大鷲の羽根を大胆かつ繊細に表現

　ベースモデルは、ブランドの中でも際立って薄い“ゴールドフェザー”コレクション。

　“ゴールドフェザー”は、羽のように薄く軽やか、かつ優美であることをコンセプトに展開する薄型メカニカルウォッチですが、表からも裏からもムーブメントを覗かせる完全スケルトン仕様のモデルが“ゴールドフェザー”に登場するのは今回が初めて。

　さらに漆芸や彫金をダイヤルに採用したモデルはこれまでも“アートピース・コレクション”にて好評を博してきましたが、ふたつの加飾技法を組み合わせるというのはかなり珍しいこと。

　漆芸を施したプレートに大胆に、けれど繊細なタッチで描き出された羽根模様の蒔絵は、加賀蒔絵の達人である田村一舟氏の手によるもので、金粉とプラチナ粉は、一粒一粒の形状や大きさを見極めながら丁寧に配置されています。

　また12時位置にレイアウトされたクレストマークは高蒔絵の技法で描かれたもので、ここにも長い経験と熟練の技が凝縮されています。

　一方、ムーブメントには厚さわずか1.98mmの極薄メカニカルムーブメント・キャリバー6899を採用。表裏両面に施された羽根模様は、柔らかな雰囲気の“筋目”とシャープな輪郭を形作る“鏡面”という、異なる彫りを組み合わせたもの。シルバーグレーのルテニウム仕上げが、作り込まれた造形にしっとりと優美な陰影を醸し出しています。

　手の込んだ造形だけに、限定数量は世界でわずか12本。工芸的な美しさと技術の粋を極めた、50周年にふさわしい逸品です。

●製品仕様
「セイコー クレドール 50周年記念 ゴールドフェザー U.T.D. スケルトン 限定モデル」
・品番：GBBD945
・価格（消費税込）： 660万円
・ケースサイズ：37.4mm径・8.1mm厚
・ケース：プラチナ950
・ブレスレット：クロコダイル、プラチナ950（美錠）
・風防：ボックス型サファイアガラス（内面無反射コーティング）
・ムーブメント：手巻 メカニカルムーブメント キャリバー6899
・駆動時間：パワーリザーブ約37時間
・防水性能：日常生活用防水
・限定数量：12本
・発売時期：2024年10月25日