シチズン「レコードレーベル」新作は80年代クロノへのオマージュ 担当者が語るこだわりとは?

シチズンコレクションのなかでも一際個性的な「RECORD LABEL(レコードレーベル)」より2023年10月5日、1984年に発売された多機能アナログクオーツクロノグラフを現代にアップデートした「1984 chronograph」が登場します。同時に別注モデルもリリースされる新作の注目ポイントを担当者に聞きました。

●こだわったのはレトロなラインと配色

 2023年10月5日に「RECORD LABEL(レコードレーベル)」より「1984 chronograph」(3万3000円〜、消費税込)が登場します。

 その特徴についてシチズンの広報担当者は、「その名の通り1984年に発売された多機能アナログクオーツクロノグラフ『スポルテ MS』を、最先端の光発電エコ・ドライブでアップデートしたタイムピースです。昭和後期のポストヴィンテージテイストの雰囲気をイメージしたデザインがポイントとなっています」と説明します。

レギュラーモデルとして登場するのは、写真左から「AT2540-57E」「AT2541-54A」の2機種

レギュラーモデルとして登場するのは、写真左から「AT2540-57E」「AT2541-54A」の2機種

 “スポルテ MSらしさ”を表現する、ケースからバンドにかけて走るスタイリッシュなラインや、ほんのり武骨な印象を持つべゼルの飾り穴処理もしっかりと再現。レトロさとスポーティーさを兼ね備えたスタイルに仕上げたのだそうです。

「レギュラーモデルは2色展開で、オリジナルをリスペクトした黒文字盤モデルと、金属素材の文字板を持つ白文字板モデルを用意。どちらもシルバー系ではありますが、驚くほど異なる印象を与えてくれます」(シチズン担当者)

 また、レギュラーモデルの発売と同時に、ウォッチショップ「オンタイム」と「ムーヴ」の別注として、独自の配色にこだわったモデルを各200本限定でリリースします。

「別注モデルには、ケースの仕上げをはじめ文字板や針、インデックスの色にまでこだわった2本をラインアップしました。どちらもケースにはマットな質感のホーニング加工を施しヴィンテージな装い。シルバーの『AT2557-54G』は黒文字板に映えるオレンジと夜光針を、ブラックの『AT2558-51E』には色褪せたような白いインデックスを採用するなど、デザインの細部にこだわりぬきました」

 また、本シリーズで注目すべきは、約38mmとやや控えめなケースサイズ。レトロデザインとあいまって、着慣れたワードローブに合わせることで一味違ったコーディネートを演出してくれそうです。

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