豊田自動織機の代表取締役会長に寺師茂樹氏が就任へ　トヨタ自動車の元副社長

豊田自動織機はトヨタ自動車の寺師茂樹氏が、6月から新たに代表取締役会長に就任すると発表しました。

豊田自動織機は29日に取締役会を開き、新たにトヨタ自動車元副社長の寺師茂樹(てらし・しげき)氏が代表権のある会長となることを決めました。
寺師氏は1955年生まれの69歳で、1980年に当時のトヨタ自動車工業に入社。

2015年から2017年にかけて副社長を務めたのち、2021年から、エグゼクティブフェローを務めています。

4月1日付けで豊田自動織機の顧問に就任し、6月の株主総会後に代表取締役会長となります。

豊田鐵郎会長と大西朗副会長は退任し、それぞれ代表権のない相談役と取締役となります。

豊田自動織機は「エンジンの認証試験を巡る不正は非常に大きな経営課題」とする一方で「引責ではなく、人事には直接関係はない」としていて「全体の中で前に進むための体制」と説明しています。