たまご価格の上昇懸念 鳥インフルエンザ 8道県10事例発生 約121万羽が殺処分対象に 農水省は緊急会議開催へ

発生が過去最大だった2022年に匹敵する勢いで鳥インフルエンザが発生していてたまご価格の上昇が懸念されています。

今シーズンの鳥インフルエンザは、先月、過去最も早い時期に北海道で1例目が確認されました。

農林水産省によりますと、それ以降、全国で9事例が発生しきょうまでに8道県であわせておよそ121万羽のニワトリが殺処分の対象になっています。

鳥インフルが大流行し発生ペースが過去最大となった2022年に匹敵する勢いでたまご価格の上昇も懸念されています。

JA全農たまごによりますと、「Mサイズ」1キロあたりの卸売価格は、きょう時点で280円で、去年に比べて1割以上アップ。

猛暑でニワトリが産むたまごが減ったことから3か月連続で上昇していて鳥インフルの広がりが、価格をさらに押し上げると懸念されています。

農水省はあす、各都道府県の担当者を集め今シーズンの状況や対策のポイントなどを話し合う緊急会議を開く予定です。

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