トヨタとNTTが運転支援技術開発で提携 両社で5000億円規模の投資

トヨタ自動車とNTTは、交通事故ゼロ社会の実現のため、AI=人工知能や次世代通信などを活用した運転支援の技術開発で提携すると正式に発表しました。両社で5000億円規模の資金を投じる計画です。

トヨタ自動車 佐藤恒治 社長
「最も重要な提供価値は安全安心。すなわち、交通事故ゼロの社会に貢献していくことです」

NTT 島田明 社長
「AIを組み合わせて交通事故ゼロや自動運転の高度化、人に寄り添うAIエージェントなど、様々なモビリティサービスで豊かな社会を作ります」

トヨタ自動車とNTTは、事故の可能性を事前に察知して車を自動で制御するシステムを開発するということです。インフラなども整備し、将来的な自動運転の技術開発にも繋げるとしています。

今回の取り組みには、AI=人工知能やNTTが開発中の次世代通信基盤「IOWN」が活用され、両社は2030年までに合わせて5000億円規模を投じる方針です。

具体的には、車のカメラやセンサーで取得したデータをAIがリアルタイムで分析し、事故の可能性がある場合には、ハンドルやブレーキを自動で操作して回避するということです。

トヨタとNTTは、今回の技術について世界標準化を目指し、他の自動車メーカーへの提供も想定しているということで、2028年頃に実用化するということです。

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