脱炭素時代の次世代燃料 実証プラントが横浜に完成

脱炭素社会への取り組みが加速しています。「人工的な石油」ともいわれる、水素と二酸化炭素を原料とした次世代燃料の実証プラントが横浜に完成しました。

記者
「こちらの装置で大気中の二酸化炭素を取り込み、水素と合成して燃料をつくります」

完成式典が行われたのは、石油元売り大手「ENEOS」の研究所に設置された、合成燃料の製造実証プラントです。

合成燃料は、水素と二酸化炭素から作られる燃料で、“人工的な石油”といわれています。

現在走っている車にそのまま使えるため、ガソリンなどの代替品として期待されています。

ただ、合成燃料の国内での製造コストはまだ1リットルあたりおよそ700円とされていて、ENEOSは今後、商用化に向けコスト低減を進める予定です。

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