「米不足」「円安」「猛暑」背景に 8月のスーパーと百貨店の売上高が増加

全国的なコメ不足や長引く円安などの影響で、8月のスーパーと百貨店の売上高はそれぞれ増加しました。

日本チェーンストア協会が発表した8月のスーパーの売上高は、去年の同じ月と比べて3.8%増え、およそ1兆869億円でした。

▼猛暑により、野菜の価格が上昇したほか、▼全国にコメが品薄となり、販売価格が高くなった影響などで、食料品の売り上げは5.7%増えました。

また、日本百貨店協会によりますと、8月の全国の百貨店の売上高は、前の年に比べて3.9%増加し、およそ4034億円となりました。30か月連続の増加です。

▼記録的な猛暑の影響で、日傘や夏物の衣料品などの販売が好調だったことや、▼円安基調が続いていることで、インバウンド消費が堅調だったことが主な要因です。

特に訪日客による免税売上高は、前の年に比べて45.7%増加の463億円にのぼり、8月として過去最高を記録しています。

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