金利0.3%の定期預金に2年間、10万円を預けたら利息はいくら?

皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。今回は、10万円を2年間、金利0.3%の定期預金に預けた場合の利息についてです。

お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。

今回は、10万円を2年間、金利0.3%の定期預金に預けた場合の利息についてです。

Q:金利0.3%の定期預金に2年間、10万円を預けたら利息はいくら?

「金利0.3%の定期預金に2年間、10万円を預けたら、利息はいくらもらえますか?」(30代)

A:1年間の税引き後利息約239円を2年分として、約478円の利息が受け取れます

今回は、金利0.3%、1年ものの定期預金に10万円を、2年間預けたときの利息について解説します。

定期預金に預けた利息には、20.315%の税金(所得税+所得税の額の2.1%相当額(復興特別所得税として令和19年12月31日まで))が引かれます。把握しておきましょう。

では、10万円を金利0.3%、1年ものの定期預金に預けた場合に、実際に受け取れる金利を計算してみると以下のようになります。

■1年間の利息
1年間の税引き前受取利息=10万円×0.3%(0.003)=300円
1年間の税引き後受取利息=300円-(300円×20.315%(0.20315))=239.055円≒239円

■2年間の利息
239円×2年間=478円

つまり10万円を金利0.3%で2年間預けると、1年間の税引き後利息約239円を2年分として、約478円の利息が受け取れるということになります。

なお、定期預金の満期前に途中解約してしまうと、金利が普通預金の金利となり、定期預金の金利よりも低くなってしまいます。満期日が到来するまでの期間は、使う予定のないお金を預けるようにするといいと思います。1年目の満期時に、適用金利が変わっていることもあります。

今回は、2年間金利変更はなしとして計算しました。預けたままに放置せず、1年経過した満期時に、適用金利を確認しましょう。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
(文:All About 編集部)

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