貯蓄がある世帯の平均貯蓄額はいくら?

「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯、2018年)」によると2018年の平均貯蓄額前年と同額です。ただし中央値は前年より増えています。

平均貯蓄額は1151万円、前年と同額

2人以上で暮らす世帯の平均貯蓄額は1151万円。前年と同額です。ただし中央値(多い順または少ない順に並べたときの真ん中)は450万円で前年(380万円)より増加しています。「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)」のデータで、2018年6月から7月に掛けての調査です。もう少し詳しく見ていきましょう。

貯蓄ゼロ世帯はは22.7%で前年より減少

数年前から話題になっているのが貯蓄ゼロ世帯です。冒頭の調査では、平均貯蓄額(金融資産の平均値)は1151万円、一方で貯蓄ゼロ世帯は22.7%。前年(31.2%)より減っています。

調査の方法に変更があったことも影響しているのかもしれません。2017年までは回答者が金融資産を「保有している」、「保有していない」から選択する方法でしたが、2018年からは「運用または将来の備え」をゼロないし無回答の世帯を金融資産非保有としています。

1151万円は貯蓄ゼロ世帯も含めた平均値

そして、1151万円という平均値は貯蓄ゼロの人も含めたものです。ゼロ円と回答した人が約2割いるのですから、これを加えるのは当然ですが、ゼロ円の人が2割ほど入っているということは、金融資産を持っている人だけの平均値はもっと高いということです。

保有世帯の平均値は1519万円、中央値は787万円

保有世帯の平均値は1519万円で前年(1729万円)より減少、中央値も787万円と前年(1000万円)より減少しています。

保有世帯の年代別の平均値、中央値は以下の通りです(年代は世帯主の年齢)

20代……平均値370万円、中央値250万円
30代……平均値810万円、中央値500万円
40代……平均値1238万円、中央値800万円
50代……平均値1828万円、中央値1186万
60代……平均値2415万円、中央値1500万円

平均値も中央値も年齢が上がるにしたがい高くなります。ちなみに金融資産の中身は、預貯金が43.9%、株式や投資信託などの有価証券が19.2%、生命保険が22.4%。2014年から始まったNISA(少額投資非課税制度)を保有している世帯の平均値は198万円となっています。 ※データはいずれも金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯)2018年、2017年」によるものです。
(文:坂本 綾子(マネーガイド))

ジャンルで探す