トヨタ、五輪・パラスポンサー終了へ=豊田氏「選手第一か疑問」

トヨタ自動車は26日、年末に期限を迎える五輪・パラリンピック大会のスポンサー契約を更新せず、終了すると発表した。豊田章男会長は自社メディアで、五輪について「アスリートファーストなのか疑問に持っていた」と説明。一方で、国内外のアスリートへの経済的支援は継続し、パラアスリート向け用具開発にも力を入れていく考えを強調した。
豊田氏は、スポンサーの「1業種1社」の原則や真夏の開催、試合時間帯などに疑問を呈し、「政治色も強くなった」と述べた。
トヨタは国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)とそれぞれ、10年間の最高位スポンサー契約を結んでいた。
IPCについては、トヨタ・モビリティ基金を通じて支援していくという。

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