10月から郵便料金が大幅値上げ!SNSでは「年賀状はもうやめる」の声も。ほかの影響は?

イメージ(写真提供:Photo AC)
郵便事業の収支改善を目的として、10月1日から郵便料金が値上げされます。定形郵便やハガキは3割以上の大幅値上げとなっていて、これを機に郵便の利用頻度を見直す人も増えそうです。

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【写真】郵便料金の値上げに関するQ&A

値上げの原因と目的は?

今回の値上げの背景について、日本郵便は、これまでの価格では採算が取れなくなってきたことを理由に挙げています。

主要な原因の1つは「デジタル化」です。

現在、遠くの人とのやり取りやキャンペーン・懸賞などへの応募、投書などの目的で郵便を利用する人は昔ほど多くありません。インターネットのほうがより手軽で早いためです。

その結果、ハガキなどの売上や配達する荷物の数が減り、これが減収につながっています。

もう1つ、人件費や燃料費などのコスト問題も深刻です。人手不足やガソリン価格の高騰などにより、配達にかかるコストが増大しています。

こうした厳しい現状を受け、郵便サービスの安定的な提供を維持することを目的とした値上げが踏み切られました。

「郵便局が「〒」のマークで表されるのはなぜ?現在のマークに至るまでの歴史とは」はこちら

SNSの反応は…

いくら郵便物を出す人が減っているとはいえ、郵便料金の値上げが暮らしにもたらす影響は小さくありません。直近で影響が出そうなのが「年賀状」です。

今回の値上げを受け、SNSで多く見られたのは「年賀状は今年でやめる」という書き込みでした。特に、毎年大勢に送る人であればその分だけ値上げが響いてしまいます。

さらに近年は、高齢を理由とした「年賀状じまい」も増えているため、今回の値上げでさらに拍車がかかることになりそうです。

毎年年賀状を出している人のほか、フリマアプリでよく出品する人からも懸念の声が上がっています。低価格で出品した場合、せっかく商品が売れても収益の大部分が送料に取られてしまうためです。

今後増大する送料負担を少しでも軽くする工夫として、SNSでは「より送料が安いアプリに切り替える」「小さなもの、安価なものは個別での出品をやめる」などが挙げられていました。

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