ついに裸眼で3D ソニーから新型ディスプレイ これぞ『It’s a SONY』とネット民興奮

 ソニーは16日、空間再現(Spatial Reality)をうたう高精細の裸眼3Dディスプレイ「ELF-SR1」を発表した。クリエイター向きの製品で、高価ながら、その未来感あふれるコンセプトに熱い視線が集まっている。

 15.6型4Kパネルの全面に独自のマイクロレンズを貼り付け、裸眼立体視を可能にした3Dディスプレイの一種で、同社独自の視線認識技術によって、画面を見るユーザーの目の位置を常に検出し、左右それぞれの目に最適な映像を生成。裸眼でもクリアで色鮮やかな立体視体験ができるという。31日に実売50万円前後で発売予定。

 工業製品のデザインを共有したり、ショールームなどで製品の色や形のバリエーションを見せたりといった用途が想定されており、現状ではゲームやCGクリエイター、建築家や車のデザイナーなどの業務用商品だが、裸眼で立体視できるという未来感あふれるコンセプトに興奮し、「めっちゃ気になる」などと強く惹きつけられるユーザーが続出している。

 同社サイトには紹介動画もアップされているが、「動画で見てもイマイチわからんけど、実物見ると驚くんじゃろね」と、とにかく肉眼で実物を見たいという声が多く、16日から東京のソニーストア銀座で先行展示が始まっていることもあって、「銀座に見に行ってみっか」と前のめりな書き込みも見られる。

 見本市で試作機を見たというアプリ開発の関係者からは、「カメラがSonyの高速フレームレートカメラを使っていると思われ、認識できない程度の遅延なので、それがリアル感を生んでいた」との投稿も寄せられていた。

 価格については一様に「50万諭吉だと個人は手が出しにくい」「流石にお値段異常すぎ」と悲鳴があがっている。流石にポチる人は少なそうだが、「価格からコンシューマ製品ではないと思うが久しぶりにインパクトのある製品。数年もすれば一家に一台」との未来予想も。

 「以前からあるアイディアだけど製品としては見た事が無かった」「お前まだ生きていたのか!」とのコメントがあるように、ソニー以外にも同様の手法による実験的な試みはいくつかあったが、大手メーカーのソニーが商品化ということで「裸眼3Dディスプレイ、もう日本勢からはマトモなのは出ないのではと思っていたらソニーがAVメーカーの意地で出して来たか」「これぞ『It’s a SONY』待ってました!」「期待出来るのはSONYのプロダクト精度の高さ」と、同社製品愛好家からは喜びと期待の声もあがっている。

 一方で、「見てみたいし欲しい…けどコンテンツが無いか…自分じゃ作れないしな」「使いみちないのにほしい…」など、テクノロジー自体は欲しいが、それを活かすソフトがないとの嘆きも見受けられる。ソニー発の規格のうち、音楽CDやプレイステーションは、ソフトウエア市場が充実し、長い間多くの人に親しまれており、「家電屋もそうだけど、コンテンツ屋は3Dソフト絶やさないでほしい。いずれ再生機器はVRなりこうした次世代3DTV?も出るのだから」との指摘も見受けられた。

 23日からは札幌、大阪、福岡で、11月6日からは名古屋の各ソニーストアでも順次展示していく予定。

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