スプレー噴射でできた唯一無二のアッパー素材を使ったオンの新作ランニングシューズとは?
誕生してから約180年という歴史の中で、スニーカーは絶えず進化し続けていますが、On(オン)からリリースされた最新ランニングシューズ「Cloudboom Strike LS(クラウドブーム ストライク エルエス)」(4万4000円)は、見た目も製法もまったく新しい、まさに革新的な一足です。
極薄な素材で継ぎ目のないシームレスなアッパーは、ブランド史上初の製造技術「LightSpray(ライトスプレー)」によって作られています。
素材をスプレー噴射で吹き付け、自動的にコントロールされるロボットアームによって立体成型することで、わずか3分という短時間で片足のアッパーを作成できる新テクノロジーです。
チューリッヒのOn Labsで作られる高性能アッパーは、シューレースやタンなど余計なものがない極薄設計。そのため、「Cloudboom Strike LS」はOn史上最軽量のレーシングシューズとなっています。
自動化されたロボットアームとスプレー製法によるたった一つの工程で製造が可能なため、廃棄物が削減され、Onの他のレーシングシューズと比べてCO2排出量も75%削減されるなど、環境への負荷も大幅に軽減されています。
また、従来のアッパーのように縫製や接着剤を使用せず、単一素材で作成しているため、リサイクルがしやすいというメリットもあります。テキスタイルのような手触りのアッパー素材が足全体を包み込み、しっかりとホールド。ストレスフリーのフィット感で、走ることだけに集中できます。
履き口部分は薄めに設定して伸縮性をプラスしています。ライニングは施されていないため、ソックスの着用が必須です。
ミッドソールには、On独自のテクノロジーである「Helion HFハイパーフォーム」を2層に重ねた構造を採用。優れた衝撃吸収力と高いエネルギーリターンを実現し、40%がバイオベース原料からできた100%リサイクル可能な素材です。
さらに、フォーム内に挟み込んだ高剛性のカーボン製Speedboardが推進力を高めます。
アウトソールは、コンピューターによってトラクションを最適化。足裏の圧力分布をもとに、接地面積を増やしつつ軽量化が図られています。
すでにOnのアスリートがこの「Cloudboom Strike LS」を履いてレースで成果を収めているとのこと。最新のテクノロジーをいち早く体験してみたい人は、Onの公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょう。
>> On
<文/&GP>
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