万博イタリア館、木造にこだわり 展示にはカラバッジョの絵画も

建設中のパビリオンについて説明するイタリアのマリオ・ヴァッターニ万博政府代表(中央)=2024年11月28日午前11時2分、大阪市此花区、西村宏治撮影

 大阪・関西万博に向けてパビリオンを建設中のイタリアが28日、朝日新聞などに建設現場を公開した。関係者は「イタリアのいいところを凝縮した展示をするパビリオン。ぜひ足を運んでほしい」と話す。

 イタリア館は3階建てで、のべ床面積は約3千平方メートル。イタリアでは持続可能な建築材料だとして木材が注目されていることなどから、木造にこだわった。日本産のスギやマツを使った。工事の進捗(しんちょく)率は70%程度。すでに建物の構造は完成し、今後は内外装の整備を進める。

 1階を展示室、2階を応接室とし、3階は庭園とレストランになる。展示室の一部はバチカン市国が使い、カラバッジョの絵画「キリストの埋葬」が飾られるという。

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