「万博の情報、日本各地で目にしたい」 万博国際機関トップが訴え

記者会見する博覧会国際事務局のディミトリ・ケルケンツェス事務局長(左)と日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長=2024年10月25日午後4時22分、大阪市中央区、西村宏治撮影

 2025年の大阪・関西万博の準備のために来日した博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長が25日、大阪市内で記者会見した。「これは日本の万博。大阪は大事だが、各地で万博の情報提供をより多く目にすることを望む」と語り、全国での機運醸成への取り組みに期待した。

 ケルケンツェス事務局長は24日に建設中の万博会場を視察。「建設は順調だ」と語り、今後は運営面で日本側との協力を深めていくという。

 前売り券の販売は23日時点で727万枚と、目標の約52%。日本国際博覧会協会は、サントリーホールディングス出身の水谷徹氏を15日付で副事務総長に就け、マーケティング戦略の強化を急ぐ。

 協会の石毛博行事務総長は25日の会見で「チケット販売で重要なのは、私たちの活動が(チケットを買う)対象に当たっているかどうか。それをチケット販売の関係者などと連携し、協会の中から考えて頂く」と述べた。

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