万博開幕まで半年余り、関心高められるか 万博協会が新ポスター

日本国際博覧会協会が新たに作成したポスターの一つ。開幕半年前の13日に合わせて街頭などに掲示するという=同協会提供

 日本国際博覧会協会(万博協会)は3日、今秋のキャンペーンに使う電子ポスターや新しいテレビCM用の動画などを公開した。開幕まで残り半年となる13日以降、集中的にPRするという。

 3日に開かれた協会の機運醸成委員会の席上で発表した。電子ポスターは7枚の画像をスライド形式で見せるもので、会場のシンボルとなる大屋根リングや、各パビリオンで展示される人型ロボット、「火星の石」などの画像を紹介する。

 テレビCMは家族編と若者編の2本を作成。協会は「万博を身近に感じてもらう狙いで作った」などと説明した。

 9月25日時点の前売り券の販売枚数は、約531万枚。目標の1400万枚の4割弱にとどまり、関西の企業によるまとめ買いが大半を占めている。個人販売をいかに伸ばしていくかが課題だ。

 同委の松本正義委員長(万博協会副会長、関西経済連合会会長)は「1年半前、1年前とは全然違う。(万博の成功に向けて)やれるんだという感じです」と強調。チケットの売れ行きについては「一抹の不安がある」としつつ、「一般の方が買い始めたという手応えが出てきた」と話した。(西村宏治)

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