避雷針につかまるマリオ 任天堂の「遊び」の博物館 京都で来月開館

2人で動かす「ビッグコントローラー」。歴代ゲーム機のコントローラーが並ぶ=2024年9月25日、京都府宇治市、新井義顕撮影

 10月2日にオープンする「ニンテンドーミュージアム」(京都府宇治市)が25日、報道陣に公開された。任天堂が手がけてきた「遊び」の歴史を展示やアトラクションを体験しながらたどる。企業博物館をつくったのは、「任天堂らしいものづくり」をファンだけでなく、社員にもわかってもらうためだった。

 ミュージアムは、1969年にできた宇治小倉工場を転用した。展示は1889年に創業した同社の祖業の花札やかるたに始まる。時代が進み、ボードゲームや部屋で遊べるバッティングマシン、光線銃の射撃ゲームに変わっていく。ファミリーコンピュータ以降の任天堂のゲーム機に親しんでいる世代には意外感のある商品も並ぶ。

 任天堂のゲーム機の源流となった小型液晶画面つき携帯機「ゲームウオッチ」やファミコンなどもそろい、スーパーマリオやゼルダ、ポケモンなどの代表的なシリーズの展示もある。

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