ファッションに旅行、組み合わせたスタイル提案…バッグ会社が温泉旅館を開業

バルコス旅館三朝荘の客室

 バッグ製造販売「バルコス」(鳥取県倉吉市)が、三朝温泉(三朝町)で「バルコス旅館三朝荘」を開業した。閉館した創業約70年の老舗を改修した。宿泊業への参入でブランドイメージを上げるとともに、ファッションに旅行を組み合わせたライフスタイルを提案したい考え。

 欧州の地方都市ではファッションや食を組み合わせた観光が人気。同社はそのような観光を目指して、昨年末に閉館した温泉旅館「もみの木の宿 明治荘」を買収して改修した。

 客室を15部屋から9部屋(広さ37~65平方メートル)に減らしたうえ、食事専用の部屋を設けたり、すべての客室に源泉かけ流しの風呂を備えたりするなど、ほかの宿泊客と会わずに過ごせる「隠れ家」のような空間に。大浴場には露天風呂を新設し、地下の浴場は熱気浴が楽しめる貸し切り風呂にした。鳥取和牛など地元の食材を使った料理も提供する。

 同社は2年前、本社にカフェを併設し、今年から大山小麦を使ったアップルパイの販売を始めるなど、さまざまな分野に進出している。山本敬社長は「本社を見てもらった後に泊まるなど、長く滞在してもらいたい。バルコスの商品と地域の魅力を広くアピールしていきたい」と話す。

 宿泊は10日から。料金は1部屋2人利用(夕食・朝食付き)で1人2万2000円(税込み)から。

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