全長13m! スズキが「新型スカイドライブ」生産を発表! 本気で「大阪万博」での出展を目指す「期待のモデル」とは

2024年3月7日、スカイドライブはスズキの協力のもと、スズキグループの工場を活用して「空飛ぶクルマ」の製造を開始しました。

スズキ工場が「空飛ぶクルマ」製造!

 スカイドライブは2024年3月7日、スズキの協力のもと、スズキグループの工場を活用して「空飛ぶクルマ」の製造を開始したと発表しました。

スズキ工場で「空飛ぶクルマ」を製造!楽しみすぎる!

スズキ工場で「空飛ぶクルマ」を製造!楽しみすぎる!

 空飛ぶクルマの製造を担うのは、スカイドライブの子会社であるスカイワークスで、同社は従業員の約半数がスズキからの出向となっており、スズキがこれまでクルマの製造で培ってきた経験や知見を豊富に備えている点を強みとしています。

 スカイワークスは2023年9月より空飛ぶクルマの試作および組立手順書の作成などを行っており、本格的な生産に向けた準備を入念に進めてきました。

 2024年3月6日には製造開始に先駆け、工場の安全稼働を祈願するため、スカイワークスの従業員全員とスズキの鈴木俊宏社長、スカイドライブの福澤知浩CEO、スカイワークスの岸信夫社長をはじめとした両社の関係者一同が出席した鋲打ち式も執り行われています。

 このスカイドライブが定義する空飛ぶクルマとは、電動化・自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段。

 今回、空飛ぶクルマの製造開始が発表された工場では、まずは2025年に開催される「日本国際博覧会(大阪・関西万博)」での飛行を計画している機体「SKYDRIVE(SD-05型)」のほか、一般ユーザー向けに販売する機体も順次製造していくといいます。

 また新型SKYDRIVEのボディサイズは、全長13m×全幅13m×全幅3m。12基のモーター・ローターが搭載され、航続距離は15km、乗車定員は3名です(昨年発表時の値)。

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 今回の発表についてスカイドライブの代表取締役CEOである福澤 知浩氏は以下のようにコメントしています。

「本日、スズキ様と共に空飛ぶクルマの製造開始を発表出来たことを非常に嬉しく思っています。

 これまで半年以上に渡り、製造準備を続けてきましたが、本日より、会社組織を超えたワンチームで新しい一歩を踏み出せること、大変ありがたく、安全で高品質、快適なモビリティを提供してまいります。

 今後も、空の移動革命を牽引するべく、一層、実直に開発・製造・認証活動に邁進して参ります」(スカイドライブ代表取締役CEO 福澤知浩氏)

 また同時に、スカイワークスの代表取締役社長 岸信夫氏も以下のコメントを発表しました。

「スズキグループ様の工場で、スズキの製造のスペシャリストの皆さんとともに、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SD-05)」の製造を開始出来ることに、とても興奮しています。

 今後、安心・安全で高品質な空飛ぶクルマを効率的に製造し、お客様のニーズにお応えできるよう尽力いたします」(スカイワークス代表取締役社長 岸信夫氏)

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