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米国株が小幅続伸、材料乏しく方向感欠く

米国株式市場は方向感を欠く展開となる中、小幅続伸(2021年 ロイター/Carlo Allegri)

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米国株式市場は方向感を欠く展開となる中、小幅続伸。しかし、インフレ高進懸念はくすぶっており、米連邦準備理事会(FRB)が予想以上に早期に引き締めに動くことへの警戒感も漂う。

主要株価3指数ではナスダック総合指数の上げが最大となったほか、S&P総合500種指数は連日で終値の最高値を更新した。

週間ではナスダックとS&Pが上昇。ダウ工業株30種は小幅安となった。

ウエルススパイヤー・アドバイザーズのシニアバイスプレジデント、オリバー・パーシュ氏は「控えめな取引日だった」とし、「いずれの方向であれ、相場を大きく動かす材料に欠けた」と述べた。さらに、企業決算シーズンまで、投資家が待ちの姿勢を取る可能性があるとした。

米ミシガン大学が発表した6月の消費者信頼感指数(速報値)は86.4と、5月確報値の82.9から上昇した。インフレ懸念が後退し、将来的な経済成長と雇用に対する楽観的な見方が増大したことで、予想の84.0も上回った。

前日発表された米消費者物価指数(CPI)統計は約13年ぶりの大幅な伸びを記録。ただ、昨年春に見られた軟調な物価が影響しており、こうしたいわゆるベース効果は6月以降薄れる見込みで、インフレ高進で一過性にとどまるとの見方が広がった。

こうした中、市場の注目は来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まる。

S&Pの主要11セクターでは、金融と情報技術が上昇を主導。一方、ヘルスケアが0.7%安と下げが目立った。

米食品医薬品局(FDA)が、バイオジェンとエーザイが共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」(一般名:アデュカヌマブ)を承認したことに批判の声が高まっている。

バイオジェンは4.4%落した。

「ミーム株」(ネットの情報拡散で取引される銘柄)では、AMC エンターテインメントがアウトパフォームし、15.4%高。その他の銘柄は全般的に控えめな動きにとどまった。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.83対1の比率で上回った。ナスダックでは1.70対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は91億1000万株。直近20営業日の平均は105億6000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 34479.60 +13.36 +0.04 34499.81 34618.09 34328.65

前営業日終値 34466.24

ナスダック総合 14069.42 +49.09 +0.35 14030.85 14069.42 14006.59

前営業日終値 14020.33

S&P総合500種 4247.44 +8.26 +0.19 4242.90 4248.38 4232.25

前営業日終値 4239.18

ダウ輸送株20種 15327.39 +148.33 +0.98

ダウ公共株15種 912.85 +4.17 +0.46

フィラデルフィア半導体 3210.06 +13.85 +0.43

VIX指数 15.65 -0.45 -2.80

S&P一般消費財 1388.59 +6.70 +0.49

S&P素材 539.48 +1.93 +0.36

S&P工業 872.96 +1.65 +0.19

S&P主要消費財 727.42 +0.68 +0.09

S&P金融 622.55 +3.75 +0.61

S&P不動産 283.61 -1.68 -0.59

S&Pエネルギー 413.47 -1.55 -0.37

S&Pヘルスケア 1448.24 -10.61 -0.73

S&P通信サービス 260.93 +0.01 +0.01

S&P情報技術 2489.51 +13.82 +0.56

S&P公益事業 333.99 +0.93 +0.28

NYSE出来高 8.52億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 29030 + 150 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 29000 + 120 大阪比

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