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豪賃金、第4四半期は前年比1.4%上昇 過去最低の伸び

[シドニー 24日 ロイター] - 豪連邦統計局が24日発表した2020年第4・四半期の賃金価格指数は、前年同期比で1.4%上昇と過去最低の伸びにとどまった。インフレ率の押し上げを目指す政策当局者にとって大きな課題が浮き彫りになった。

前年比伸び率は、アナリスト予想(1.1%上昇)は上回った。

季節調整済みの前期比では0.6%上昇し、アナリスト予想の倍の伸びを示した。

統計局は、伸び率が予想を上回ったことについて、企業が一時的な賃金引き下げ措置を解除し、新型コロナウイルス危機前の水準に給与を戻したことが寄与したとの見方を示した。

ただそれでも、伸び率は低く、オーストラリア準備銀行(中央銀行)は長期にわたり緩和的な政策を維持する必要がありそうだ。

同中銀は2月の理事会議事要旨で、インフレ率をより心地良い水準に押し上げるには労働市場が持続的にかなりタイト化する必要があり、これを達成するには数年かかる可能性があるとの見解を示した。

大手求人サイト「インディード」のエコノミスト、カラム・ピッカリング氏は「賃金の堅調な伸びを生み出す環境を作るには、数年にわたる力強い雇用の創出が必要だ。年内は賃金の伸びは続くものの、新型コロナ危機前の水準にとどまり、消費や幅広い経済成長の重しになる可能性が高い」と述べた。

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