貿易収支、9月輸出は前年比4.9%減 米国向けが14カ月ぶりプラス

 10月19日、財務省が発表した9月貿易統計速報は、貿易収支が6750億円の黒字だった。 都内の港で2015年6月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] - 財務省が19日発表した貿易統計速報によると、9月の輸出は前年同月比4.9%減の6兆0551億円だった。米国向けの輸出が14カ月ぶりに前年同月比プラスに転じ、8月の14.8%減に比べて改善した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6750億円の黒字となった。

輸出の前年同月比マイナスは22カ月連続。一方、輸入は同17.2%減の5兆3801億円で、17カ月連続のマイナスとなった。ロイターの事前調査では輸出が前年同月比2.4%減、輸入は同21.4%減が予想中央値で、差し引き9898億円の黒字になると見込まれていた。

輸出のうち、米国向けは前年同月比0.7%増の1兆1953億円だった。自動車が金額ベースで19.1%、重電機器が30.1%、医薬品が22.2%それぞれ増えた。

欧州連合(EU)への輸出は10.6%減の5541億円となった。原動機が41.9%減少するなどし、14カ月連続の減少だった。中国向けの輸出は14.0%増の1兆3417億円で、3カ月連続で増加した。

併せて発表した2020年4―9月分の輸出は前期比19.2%減の30兆9114億円、輸入は同18.1%減の32兆0262億円で、差し引き1兆1148億円の赤字だった。コロナ禍の直撃で経済活動が停滞する現状が浮き彫りとなった。

*内容を追加しました。

(山口貴也 編集:内田慎一)

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