ECB、無制限の国債買切に消極的 「コロナ対策として不適切」

欧州中央銀行(ECB)は無制限の国債買い切り制度(OMT)について、新型コロナウイルス対策としては不適切で、現時点で活用する計画はないとみられる。フランクフルトで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski)

[フランクフルト 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は無制限の国債買い切り制度(OMT)について、新型コロナウイルス対策としては不適切であり、現時点で活用する計画はないとみられる。関係者2人が26日に明らかにした。

OMTは2012年、ドラギ前総裁の下で債務危機への対応策として策定されたが、実際に活用されたことは一度もない。ある関係者は「われわれが直面する衝撃はOMTの策定目的から外れており、現状で(活用は)不適切だ」と述べた。

ECBの報道官はコメントを控えた。欧州連合(EU)首脳は26日の会議で、OMTの前提となる欧州安定メカニズム(ESM)の与信枠活用を議論する見通し。

ECB理事会メンバーのバシリアウスカス・リトアニア中銀総裁は26日、OMTの利用は可能との見解を示した。

ジャンルで探す