サムスン・ディスプレー、生産ライン刷新へ5年で110億ドル投資

 10月10日、韓国サムスン電子の子会社で米アップルに部品を供給するサムスン・ディスプレーは、生産ラインの刷新に向けて2025年までに13兆1000億ウォン(110億ドル)を投資すると発表した。提供写真。調印式に出席する文在寅大統領とサムスン電子の李在鎔副会長ら。ソウルで撮影(2019年 ロイター)

[ソウル 10日 ロイター] - 韓国サムスン電子<005930.KS>の子会社で米アップル<AAPL.O>に部品を供給するサムスン・ディスプレーは10日、生産ラインの刷新に向けて2025年までに13兆1000億ウォン(110億ドル)を投資すると発表した。

スマートフォンやテレビの世界的な需要が弱まる中、同社は深刻な過剰供給に直面している。

生産施設に10兆ウォンを投じ、残りはより上位のスクリーンの生産に向けた研究開発に充てる方針。

同社は発表文書で、今回の投資を通じて、国内の液晶ディスプレー(LCD)生産ラインの一つを、より上位の「量子ドット」スクリーンを量産できるよう転換すると説明。

新たに刷新される「量子ドット」ラインの操業は2021年に開始予定で、月間生産能力は3万シートを見込んでいる。

サムスンは、LCD生産ラインの一つを先月停止したと明らかにしている。同社はディスプレー生産に中国の1ラインを含め6ライン展開している。

韓国青瓦台(大統領府)によると、文在寅大統領とサムスン電子の李在鎔副会長は10日、牙山市にあるサムスン・ディスプレーの生産拠点で開かれた投資に関する調印式に出席した。

韓国のパネルメーカーは、テレビやスマートフォン向けのLCD需要の鈍化や中国の競争相手からの攻勢のほか、大手顧客の有機ELディスプレーへの移行に見舞われ、対応に苦戦している。

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