米英で長短金利が逆転、景気後退懸念高まる

14日の取引で、米2年債と10年債の利回りが2007年以来初めて逆転した。ニューヨーク証券取引所で13日撮影(2019年 ロイター/EDUARDO MUNOZ)

[ロンドン 14日 ロイター] - 14日の取引で、米2年債と10年債の利回りが2007年以来初めて逆転した。世界最大の経済大国である米国がリセッション(景気後退)に向かっていると投資家が懸念していることを示す兆候だ。

2年債利回りは一時、10年債利回りを1.7ベーシスポイント(bp)上回った。

ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのチーフマクロストラテジスト、ティム・グラフ氏は「米利回り曲線は歴史的に景気後退のシグナルと考えられるのが常だ。世界的に不安定感が増している」と述べた。

弱い経済指標、インフレ、世界的な貿易摩擦、英国の欧州連合(EU)離脱などのリスク要因を受け、世界成長への懸念が拡大。この結果、中銀による利下げ観測が市場で広がり、国債利回りが低下している。

また、リフィニティブのデータによると、英国債市場でも2年債と10年債の利回りが2008年8月以来初めて逆転した。

※内容を追加しました。

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