特急「はるか」山科発着に 駅の線路を大改造! 飽和状態の京都駅に代わる“東の玄関口”整備へ
JR西日本が、山科駅の改良工事に着手します。京都発着の関空特急「はるか」を山科まで延伸する計画です。
ホームを新設し配線を変更
JR西日本は2024年11月22日、山科駅(京都市山科区)の改良工事に着手すると発表しました。
山科駅は、JRの東海道本線(琵琶湖線)と湖西線、そして京都市営地下鉄東西線が乗り入れています。
JR西日本は現在、市と連携して、京都駅一極集中の緩和に取り組んでいます。観光客の増加により京都駅が混雑しているため、1駅隣りの山科駅を「京の東の玄関口」と位置付けて市内アクセスに活用してもらおうと、多言語で情報発信するなどの取り組みを進めています。
今回はその一環として、京都発着の関空特急「はるか」を山科まで延伸するため、山科駅の改良に着手します。
具体的には、駅北側の上り線(米原・敦賀方面)に12両対応のホーム1面を新設。さらに上下線の間に引上線を設け、配線も変更し、「はるか」が山科に停車して折り返せるようにします。
関西空港から一気に山科まで来てもらい、地下鉄東西線などで京都市内へ向かってもらおうという計画です。
改良工事は2025年度に開始し、2029年度まで続く予定です。工事が完成する2029年度に、京都発着の特急「はるか」が山科まで延伸されます。
11/22 14:12
乗りものニュース