南海ラピート“一気に速達化!” 12月ダイヤ改正でいよいよ“万博モード”突入 関空アクセス大幅強化

8両もグッと増える!

南海“万博モード”ダイヤ改正へ

 南海電鉄は2024年11月13日、ダイヤ改正を12月21日(土)に実施すると発表しました。来年4月の大阪・関西万博開幕に備えたダイヤとなります。主な特徴は次の通り。

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南海の特急ラピート(画像:南海電鉄)。

●空港特急「ラピート」の運用変更

 難波から関西空港まで8駅に停車する「ラピートβ」(停車駅8駅)の一部を、堺と岸和田に停まらない「ラピートα」(停車駅6駅)に変更。平日は「ラピートβ」55本のうち20本を、土休日は「ラピートβ」59本のうち24本を、それぞれ「ラピートα」に変更し、速達化を図ります。

●空港急行の増車

 6両編成の空港急行の一部を8両に増車。さらに平日3本、土休日1本を増便します。平日は8両編成100本が118本に、土休日は97本が113本に増加します。

 今後も空港線の需要増加が見込まれるほか、万博を見据え、都心3駅(難波・新今宮・天下茶屋)と関空の直通需要に力点を置きます。合計の本数は増えませんが、「特急ラピートが満席で、特急券が買えないため運行本数を増やしてほしい」という要望に応えるとしています。

 このほか、一部列車の種別、行先変更を行うほか、汐見橋線(高野線の一部)では最終列車を30~40分、繰り上げます。

 ちなみに、2024年度上期の空港線の輸送人員は過去最高。ラピートは半年で約197万2000人を運んでいるそうです。

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