北朝鮮が弾道ミサイル発射 過去最長「86分間」飛翔して1000㎞先に落下 ”新型ICBM”の可能性も

最高高度は7000kmまで達しました。

北海道の奥尻島沖200kmの日本海に落下

 防衛省は2024年10月31日、北朝鮮が少なくとも1発の弾道ミサイルを発射したと発表しました。

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2023年2月18日に実施されたICBM「火星15」の発射の様子(画像:朝鮮中央通信)。

 防衛省によると、北朝鮮は7時11分頃、首都平壌近郊から少なくとも1発の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級弾道ミサイルを、北東方向に向けて発射しました。詳細については現在日米韓で緊密に連携して分析中とのことですが、発射された弾道ミサイルは、過去最長の約86分飛翔し、8時37分頃に北海道の奥尻島の西方約200kmの日本海に落下したものと推定されるとのことです。

 飛翔距離は約1000km、また最高高度は過去最高で約7000kmとのことで、弾道ミサイルをあえて高く打ち上げて飛距離を短くする「ロフテッド軌道」で発射したものとみられます。また、中谷防衛大臣は記者会見において、今回発射されたのは新型ICBMの可能性もあるとしています。

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