ウクライナ軍 ロシア軍新型自爆ドローンの撃墜シーンを公開「最もコスパのいい落とし方」とは

2024年7月頃から確認?

ドローンにはドローンをぶつける!

 ウクライナ国防省の公式ニュースサイト「アーミインフォーム」は2024年10月27日、ロシア軍の自律徘徊式の自爆ドローン「ガーベラ」をドローンで撃墜する様子を公開しました。

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飛来する「シャヘド136」(画像:ウクライナ国防省)。

「ガーベラ」は、ロシア軍が2024年7月頃から攻撃に使用しているのが確認されている自爆ドローンです。イラン製自爆ドローン「シャヘド136」のロシア版ともいわれており、ロシアでは「ゲラン2」と呼ばれています。

 機体素材に発砲スチロールなどを使用しており、「シャヘド136」よりも安価なのが特徴です。ただ、搭載できる爆発物の量は少なくなっており、航続距離も「シャヘド136」が1800km以上であるのに対し、「ガーベラ」は300km程度とかなり短いそうです。

 そのため「ガーベラ」は、爆発物を搭載せずにおとりとして使われることもあり、ウクライナ側の貴重な対空ミサイルの浪費や防空要員の分散を招いています。

 こういった状況を踏まえ、ウクライナ軍はVRゴーグルなどの一人称視点で自爆ドローンなどの目標を確認できるFPVドローンを駆使し、体当たりして撃墜する方法を採用います。今回の「ガーベラ」も、この方法で撃墜されたようです。「アーミーインフォーム」はこのFPVドローンを使用した撃墜方法を「防空システム用のミサイルや砲弾よりも安価であり、弾薬の枯渇させようとするロシアの計画阻止に役立つ」としています。

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