値上げの影で「ひっそり値下げ」も? 広島電鉄、電車もバスも240円均一に 7年ぶり運賃改定へ
広島電鉄が2025年2月に運賃を改定します。
2025年2月に改定へ
広島電鉄は2024年10月23日、電車・バスの運賃を2025年2月1日に改定すると発表しました。
同社によると、消費税率引き上げや一部区間の運賃見直し、広島市中心部の均一エリア変更などを除くと、電車は2017年8月以来7年ぶり、均一エリア外の路線バスは1997年9月以来27年ぶりの運賃改定といいます。
電車は現在、市内線が220円(白島線のみ乗車は160円)の均一制、宮島線が区間制です。これが改定後は、市内線・宮島線含め全線で240円の均一制に変わります。
市内線は20~80円、宮島線は10~100円値上がりしますが、市内線と宮島線にまたがって乗る場合は値上げ・値下げ両方があります。例えば市内線~広電宮島口間は、現行270円が、改定後は240円に値下がりします。
電車の定期運賃は、市内線、宮島線市内線連絡の区間定期券を廃止し、電車全線定期券を設定します。宮島線の区間定期券は存続します。
バスは、広島市内均一運賃エリアを拡大し、現行220円を改定後は240円に値上げします。均一運賃エリア以外の対キロ区間は、概ね30~80円値上げします。
バスの定期運賃は、区間や経路の指定が不要な金額式定期券を新たに発売し、区間定期券の発売を終了します。
また、路面電車と均一運賃エリアのバス各社が乗り放題の「広島シティパス」「デジタルシティパス」の対象エリアを拡大し、値上げします。
10/28 17:12
乗りものニュース