埼玉に「国産初の大型ジェット機」が全タイプ集結! 異形の「カモノハシ」から激レア“銀ちゃん”まで

ブルーインパルスの飛行展示もあるよ

普段は東と西に分かれて活動

 航空自衛隊入間基地(埼玉県)は、2024年11月3日(日・祝)に「令和6年度入間航空祭」を開催しますが、このたび銀色のC-1輸送機も飛来することを明らかにしました。

 同機は国産初の多発ジェット機(大型ジェット機)として開発された機体で、銀色の機体はその初号機(試作1号機)にあたります。ゆえに機首や垂直尾翼に描かれる機番も「001」で、普段は岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地で運用されています。

 その後生産されたC-1には、緑、茶、ベージュの3色迷彩が施されるようになったため、銀色の機体は岐阜基地の1機しかありません。

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入間基地を拠点に運用されているEC-1電子戦機(画像:写真AC)。

 かつては鳥取県の美保基地や愛知県の小牧基地にも配備されていたC-1ですが、用途廃止が進み、2024年現在、運用しているのは入間基地のみとなっています。ただ、入間基地も2024年度末(2025年3月)で運用を終える予定です。
 
 また入間基地には、C-1の唯一の派生型といえるEC-1電子戦機、通称「カモノハシ」も配備されていますが、こちらも2024年度末までに退役する模様です。

 そのため、今年の入間航空祭は、迷彩C-1、銀色C-1、派生型EC-1の3機種が揃う最後の機会となりそうです。

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