見られたらラッキー!? 上空での「激レア現象」JTAが公開! 欧米では“妖怪のしわざ”とも

『キン肉マン』でよく聞く名前かも。

機影の周りに虹の輪が

 JTA(日本トランスオーシャン航空)は2024年10月18日(金)、なかなか巡り合うことのない珍しい現象の撮影に成功し、公式Xで公開しました。

Large 241017 jta 01

JTAの旅客機(乗りものニュース編集部撮影)。

 披露されたのは「ブロッケン現象」と呼ばれる大気光学現象です。これは太陽などの光が背後から差し込むことで、視界の先にある雲粒や霧粒によって光が散乱し、見る人の影の周りに、虹のような光の輪が形作られるものです。

 なぜ「ブロッケン」なのかというかと、ドイツ中部にあるハルツ山地の最高峰ブロッケン山でよく見られたからだそう。ゆえに、ヨーロッパなどでは超常現象のひとつとして「ブロッケンの妖怪」などと呼ばれることもあるといいます。

 今では飛行機が進化するにつれ、上空でも見られるようになっており、このたびJTAが公開した画像では雲海に映った機影の周りに虹の輪が現れていました。

 なお、今回の激レア画像の投稿でJTA公式が「みなさまもご覧になったことはありますか?」と記したところ、多くの機内から撮影した機影中心のブロッケン現象画像がリポストされ、なかには動画まで集まっていました。

ジャンルで探す