「ライトなくても光ります」 屋久島空港の滑走路が仰天の仕様に…どういう仕組み? もちろん国内初

こりゃすげえ…。

今後全国展開も?

 屋久島空港(鹿児島県屋久島町)の滑走路の中央線に、夜間や停電時でも12時間発光する塗料「高輝度蓄光塗装」が施工されました。この取り組みは国内で初とのことです。

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屋久島空港(画像:写真AC)。

 高輝度蓄光塗装の施工は、高輝度蓄光塗料推進協会などが国土交通省の許可のもと、鹿児島県と連携して行いました。施工は滑走路の一部で行われ、暗くなると緑系統の蛍光色に光ります。

 屋久島空港は、鹿児島空港とを結ぶ夜間便を増便しているものの、中央線にLED照明設備はなく、航空会社から早急な安全対策依頼があったといいます。そのため鹿児島県は2023年1月、高輝度蓄光塗料推進協会と連携し、滑走路への蓄光塗装の検討に入り、今回の施工に至ったとのことです。

 同協会は「航空機の発着時の衝撃に対しても、蓄光層の剥がれや滑り、輝度の低下が見られないことを確認した」としており、今後、今回の施工で使用した高輝度蓄光塗料「RM蓄光塗料」を協会加盟企業と連携し、全国へ広めていく予定だとしています。

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