ロシア軍が誇る「世界最大の自走砲」撃破される 米国製「ハイマース」が攻撃か 緊迫の映像公開

ウクライナ軍にも配備されている巨砲。

「巨砲」がクラスター弾で撃破される瞬間をドローンが捉える

 ウクライナ国防省は2024年10月10日、ロシア軍の2S7「ピオン」自走砲を破壊したと発表。戦闘の様子を捉えた映像を公開しました。

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砲撃を行う2S7「ピオン」自走砲。写真はウクライナ軍の車両(画像:ウクライナ国防省)。

 2S7「ピオン」は、旧ソ連が開発した世界最大級の自走砲で、52口径203mm榴弾砲「2A44」を搭載しています。射程は約40~50kmに及び、核砲弾を発射することも可能です。ロシア軍は自走砲に花の愛称をつけており、「ピオン」とは牡丹を意味します。
 
 ロシア軍とウクライナ軍の双方が配備している兵器で、ウクライナ軍の車両は、戦争初期にキーウ方面に侵攻してきたロシア軍の進撃阻止に貢献しています。

 公開された映像では、2S7「ピオン」の周辺に、ウクライナ軍の高機動ロケット砲システム「ハイマース」が放ったとみられるクラスター弾が降り注ぎ、大爆発が発生しています。2S7「ピオン」の傍には、弾薬を運搬するトラックが確認でき、この車両にクラスター弾が命中したために大爆発が起きたようです。

【映像】撃破されるロシア軍の2S7「ピオン」自走砲

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