米軍向けに“変わり種機体”がお披露目 飛行中に発電も可能! 超省スペースでも飛べる!!

プロペラ多すぎ!

ハイブリット式のeSTOL機

 アメリカの航空機メーカーであるエレクトラは2024年9月23日、発電しながら電気モーターで飛行するハイブリッド超短距離離着陸機(eSTOL)のデモンストレーションをアメリカ軍向けに行ったと発表しました。

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エレクトラが開発中のハイブリッド超短距離離着陸機(画像:エレクトラ)。

 エレクトラによると、海兵隊のクワンティコ海兵隊航空施設とラングレーの陸軍飛行場で、同機のデモンストレーションを行ったとのことです。

 同機は極めて短い距離で離着陸できるため、敵性勢力の破壊や占領などで滑走路が使用できない際などに、僅かなスペースの空き地や、船舶やはしけから飛行し、迅速かつ柔軟な補給任務を行うことが期待されています。

 さらに、エレクトラのハイブリッド超短距離離着陸機は、内燃機関で発電してプロペラのモーターを動かす飛行システムを備えているため、ヘリコプターの燃料消費量の3分の1で飛行でき、燃費も優れているとされています。

 今回のデモンストレーションに際し、エレクトラのJP・スチュワート副社長兼ゼネラルマネージャーは「我々の機体はこれまでヘリコプターでのみ到達できた過酷な場所でも運用が可能であり、コストも70%削減されます。さらに、非常に静かな飛行が可能です」と機体性能をアピールし、「政府パートナーの協力により、将来の防衛兵站と機動性に合わせた新しいレベルの能力と運用エネルギー効率を実現できることを楽しみにしています」と述べました。

【動画】え、なにその飛び方!? 離着陸実験を行うエレクトラeSTOL機

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