ナニコレ!? 「バスのヤバさ」を全て詰め込んだ“前例ないやり方”のラッピングバス登場 「窮状を知って」

「乗客数の多い路線で運行します」って。

これからもご利用ください だから「ヤバいの知ってください」

 神戸市交通局が2024年9月20日から、市営バス485両中たった1台となる特別なラッピングバス「数字で知る神戸市バス」の運行を開始しました。

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神戸市バスの「数字で知る神戸市バス」(画像:神戸市)。

 廃車予定だった市バス車両を活用し、車内外に様々な「数字」をあしらったラッピングを施しています。これら数字は、たとえば――

「100円の収入を得るために『117』円かかっている」
「軽油が10円上がると年間約『7500』万円のコスト増になる」
「借金残高『93』億円」

 ――といった、市営バスが直面している様々な現状を、数字を通して伝えるものです。バスの車内には、ラッピングで示した数字の説明が座席裏や中吊り広告で表示されているといいます。

 交通局は、「これらの課題を解決するためには、まずは市民の皆様に現状を理解していただき、協力を得ることが不可欠と考えています」「市バスの窮状についての認知拡大と利用促進について、前例に捉われない方法で訴求していきます」としています。

 運行期間は12月20日(金)まで。まず中央営業所の担当路線で運行し、その後、石屋川営業所、魚崎営業所と移っていきます。「乗客数の多い路線を中心に運行します」とのことです。

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