旧国鉄の廃線跡トンネルが通行止めに… 狭くてアーチ形 でも実態は「橋」!? 長野

場所はしなの鉄道の小諸~滋野間です。

老朽化のため当面通行止め

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小諸市道1368号線の市町隧道。現在はこの上をしなの鉄道が通っている(乗りものニュース編集部撮影)。

 長野県小諸市は2024年9月9日(月)から当面、市道1368号線(市町隧道)を通行止めとしています。

 場所は旧芦原保育園の前から小諸駅方面へ向かうトンネルです。理由を「トンネル点検の結果、老朽化等により安全性に問題が生じているため」としています。

 なおトンネルは天井がアーチ形をしており、狭いのが特徴です。これは元々鉄道トンネルだったため。路線は国鉄信越本線でした。区間は小諸~滋野間に当たります。

 単線だった同線を複線化した1968(昭和43)年9月、高架化しトンネル上部に新線(現・しなの鉄道線)を通したため、使われなくなった旧線跡が道路に転用されたのです。なおトンネルに付いている銘板には「橋」とあり、竣工は1968年1月とのこと。高架線(橋)の建設に伴い旧線に蓋がされ、あたかもトンネルのようになったのでした。

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