「圏央道4車線化」次は最速で“来春” 最新のスケジュール明らかに 4区間で“繰り下げ”
圏央道の久喜白岡JCT~大栄JCT間で、4車線化事業が進行中。
久喜白岡JCT~大栄JCT間で4車線化が進行中
圏央道の久喜白岡JCT(東北道)~大栄JCT(東関東道)間92.2kmでは、暫定2車線を4車線にする工事が順次進んでいます。2024年9月4日、国と沿線の埼玉県・茨城県・千葉県、NEXCO東日本で連絡調整会議が開かれ、事業の進捗が報告されるとともに、各区間の4車線開通見通しが更新されました。
幸手IC~五霞IC間4.2kmは「2024年度まで」とされていた4車線化の見通しが「2025年春」に変わりました。この区間は2024年8月下旬に上下線とも左側の走行車線を走る「外々運用」に切り替わり、現在は舗装工事が進められています。
つくばJCT~牛久阿見IC間7.6kmは湧水で舗装工事が遅延、阿見東IC~稲敷IC間6.0kmは資材調達の遅れが工事着手の日程に響き、いずれも「2024年度まで」の見通しが「2025年夏」に繰り下がりました。
つくば中央IC~つくばJTC間4.3kmは、盛土材の性状改良や、近接する小・中学校の登下校時間に配慮した施工計画に見直したことで、「2024年度まで」としていた見通しを1年延ばし「2025年度」としています。
残る区間についても、すでに全区間で工事に着手しており、借地契約などの課題も解消しつつあるといいます。今後、資機材の調達や工事の入札不調といった課題も順調に進んだ場合、「2026年度」までの開通を目指すとしています。
09/07 08:12
乗りものニュース