JR東日本が「ぐるっと1周する快速」運転へ 国鉄時代の“謎列車”を再現 三セクにも直通

「乗り鉄」注目の臨時列車。

臨時快速「五葉」「そとやま」を運転

 JR東日本は2024年9月、東北本線・釜石線・三陸鉄道リアス線・山田線で、かつて国鉄時代に運転されていた「循環列車」の名称を使用した臨時快速「五葉」「そとやま」を運転します。

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釜石線の車両(画像:写真AC)。

「循環列車」とは、始発駅を出ると一周するルートで複数の線区を走り、再び同じ駅に戻ってくるという変わった列車です。「五葉」は盛岡駅を出発すると、花巻~釜石~宮古を経由し、盛岡駅に戻ってくる経路(そとやまは逆回り)で運転されていました。

 国鉄時代は急行列車として運転されていましたが、今回は臨時快速として復活。列車はキハ110系2両編成、全車自由席で運転されます。山田線はJR東日本では有数の「閑散ローカル線」として知られており、三陸鉄道リアス線に入線することも注目ポイントです。

「五葉」は9月28日(土)、「そとやま」は9月29日(日)に運転予定。釜石駅を境に列車名が「五葉1号」「五葉2号」、「そとやま1号」「そとやま2号」に分かれる形となります。

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