クルスク越境攻撃の後「南方でのロシア軍の攻撃が停滞?」報道官の見解は意外なものだった

クルスクは関係ない!?

複数方面で展開するロシア側の兵力が不足?

 ウクライナ国防省の公式メディア「アーミーインフォーム」は2024年8月20日、ロシアのクルスク州への越境攻撃の後、ロシア軍の攻撃が南部で弱まっている理由について報じました。

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前進するウクライナ軍の戦車(画像:ウクライナ国防省)。

 報道によると、連日ロシア軍と激しい戦闘が行われていたザポリージャ地方のオリヒウ方面とグリャイピルスケ方面で、3日間ほど攻撃がないとのことです。

 この状況について、同地で作戦を指揮している「タヴリア部隊」のドミトロ・リュホヴィ報道官は、「(前線で)戦闘行為がゼロというのは、最近としては異例の状況といえる」と見解を述べました。

 ただ、ウクライナ軍が抑えているドニプロ川左岸の一部では、ロシア軍が追い出そうと散発的に攻撃を加えているとのことでした。

 この方面でのロシア軍の大規模な攻撃の停止とクルスク方面への越境攻撃の因果関係についてドミトロ報道官は「私はこれをクルスク作戦と結びつけようとは思わない」と話しました。ただ、慎重論というよりは、以前に指摘していたことが現実になっただけという考えで「私は1か月前に、ロシアには複数方面に同時に効果的な攻撃を行うための資源がないと言った」と強調しました。

【動画】大きな爆発…これがウクライナ軍のクルスク攻撃です

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