青春18きっぷで乗りたい「奇跡の長距離・長時間普通列車」東海編 “隠れ長距離鈍行”がある!
長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、東海地域ではどのような列車があるのでしょうか。系統分割が進むなかですが、まだ“長距離鈍行”も残っています。
東海の長距離普通列車 2024年夏
「青春18きっぷ」でチャレンジしたくなるような、長距離を走る普通列車は全国的に数を減らしています。2024年夏現在、東海地方ではどのような列車があるのでしょうか。ここでは定期で走る3本の普通列車を紹介します。
東海道本線「111F」静岡―岐阜
東海地方の東海道本線はだいたい浜松駅、豊橋駅で乗り換えとなりますが、両駅を直通する列車も少ないながら存在します。
その最たる例が、静岡5時28分の「岐阜行き」。平日は216.1kmを4時間21分かけて走り、岐阜には9時49分着です。土休日は列車番号が変わり、岐阜9時32分着となります。逆方向の直通はありません。
高山本線「1725C」岐阜―猪谷
岐阜と飛騨高山、富山までを結ぶ高山本線のうち、JR東海管内を走破する普通列車は、この下り1本だけです。岐阜を16時15分に出発し、猪谷には21時05分発。189.2kmを4時間50分かけて走ります。
なお、会社をまたいで運行する普通列車はなく、4往復の特急以外は猪谷で必ず乗り換えとなります。21分05分に猪谷へ着いた後は、22時14分発の列車で富山へ抜けられます。
紀勢本線「339C」亀山―新宮
紀勢本線はJR東海が三重県側を、JR西日本が和歌山県側を管轄しており、後者は細かく系統分割されています。対して三重県側は、JR東海エリアの亀山-新宮間を走破する列車が新宮行き3本、亀山行き1本あります。
うち亀山17時58分発の新宮行きは、180.2kmを4時間45分で走破しますが、明るいうちにも直通列車は存在します。
08/11 07:12
乗りものニュース