東海汽船の「ジェットフォイル」機関故障で一時漂流 保有4船のうち“最古参”
海保が引航に向かっています。
東海汽船のジェットフォイルの最古参が故障
東京と伊豆諸島を結ぶ東海汽船のジェットフォイル(高速ジェット船)が2024年7月24日、航行中に機関故障のため千葉県沖で一時漂流。14時20分現在、海上保安庁の船が救援にあたっています。
故障したのは東京から式根島、新島へ向かっていた「セブンアイランド愛」です。東海汽船は4隻のジェットフォイルを保有していますが、そのなかでも1980年竣工で最古参の船体となっています。
東海汽船は2020年に新造船「セブンアイランド結」を竣工させましたが、これは国内で25年ぶりの新造ジェットフォイルとなりました。しかし、残り3隻の代替船の建造は、船価の高さなどから着手できていません。
「ジェットフォイル」は、船底から水面下へ延びる水中翼で揚力を得て、船体を持ち上げて航行する「水中翼船」の一種で、もともと航空メーカーであるボーイングが開発したものです。ライセンス元の川崎重工が1990年代に生産を中止して以降、運航事業者は中古船を購入して若返りを図るなどしていました。
東海汽船は今後の運航について、詳細がわかり次第発表するとしています。
07/24 14:41
乗りものニュース