高速SA「全面閉鎖します」15時までに全車出よ 花火大会に向け超警戒

去年とレベルが違う!

名神大津SA「完全閉鎖」へ

 夏の花火大会に向け高速道路会社が警戒を強めています。NEXCO西日本関西支社は2024年7月19日、名神高速の大津SAについて、8月8日の15時から21時まで閉鎖すると発表しました。

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名神の大津や京都東付近は、琵琶湖の花火大会で混雑が発生する(乗りものニュース編集部撮影)。

 この日に「びわ湖大花火大会」が実施されるためです。今年は店舗のほかトイレ、駐車場も15時から花火大会が終了する21時の間は閉鎖に。この時間帯は「全車退出していただきます」とのことです。

 びわ湖大花火大会は2023年、4年ぶりに開催されましたが、このときは店舗などの営業は休止したものの、SA駐車場については「状況に応じて閉鎖する」と予告していました。今回は最初から「全面閉鎖」で臨み、「混雑の状況に応じて閉鎖開始時刻が15時よりも早まる可能性があります」とアナウンスしています。

 琵琶湖に近い大津SAは、インターネット上でも「ここから花火が見られますか?」などの質問が見受けられるスポットです。NEXCO西日本は閉鎖などの理由について、「SAが満車となり、高速道路本線に渋滞が延伸するなど交通運用上危険となることが見込まれるため」としています。

 大津では2019年もSAの閉鎖が実施されましたが、この当日は上下線とも、併設する大津ICを先頭に約25kmの渋滞が発生したといいます。大津SAの隣の休憩施設は、上り線が草津PA、下り線が桂川PAです。それぞれ、手前の休憩施設で早めの休憩を取るよう呼びかけられています

 ちなみに7月28日には、愛知県の「豊田おいでんまつり花火大会」に合わせ、東海環状道内回りの鞍ヶ池PAで一部時間帯に展望のよいエリアの閉鎖措置が初めて実施されます。こちらもPA内での花火鑑賞により、他のクルマが停められなくなることを防ぐ対策です。

 中央道がそばを通る東京府中の東京競馬場など、花火大会の会場に近い場所では、昔から本線上やSA・PAの滞留などに対策がとられてきましたが、コロナ禍による中止を経て、再び課題が顕在化しているようです。

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