「楽そうに見えるが激ムズでした」JAL機の航空整備に導入された”革新”って? 「A350-900」などの大型機が対象

いろいろ効率化できそう!

これまでは「非計画」業務

 JAL(日本航空)とブリヂストンが、JAL国内幹線むけ主力機「エアバス A350-900」をはじめとする大型機において、タイヤ摩耗予測技術を活用した計画的なタイヤ交換オペレーションを導入しています。JALによるとこの取り組みは「一見簡単そうに思えて、実はとても難しいチャレンジである」とのことです。

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JALのA350-900(乗りものニュース編集部撮影)。

 2社によると、航空機用タイヤは、数百回の離着陸の後に摩耗にともないタイヤ交換が必要となるものの、航空機や空港などそれぞれの使用環境によってタイヤの摩耗進展速度が異なるのだそう。そのため、これまでは計画的に交換時期を予測しにくく、突発的なタイヤ交換の発生や交換時期が集中してしまうなど航空整備上の「非計画」業務となっていたとのことです。

 JALでは2020年5月より、グループ会社で伊丹空港を拠点とする地域航空、J-AIRが運航するリージョナル機を対象に、計画的なタイヤ交換オペレーションを開始。今回はこの取り組みを、大型機にまで拡大させたものです。

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