絶滅危惧が一転? 新幹線で異例の「新聞輸送」やります! デカいニュースがあったら発動!?

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絶滅危惧の鉄道による「新聞輸送」新局面に?

 もはや絶滅危惧となった鉄道による「新聞輸送」が異例の展開です。読売新聞西部本社とJR九州は2024年6月28日、九州新幹線の荷物輸送サービス「ウルトラはやっ!便」を活用した新聞輸送を開始すると発表しました。

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九州新幹線で新聞輸送が行われる(画像:写真AC)。

 しかもこれは、通常の新聞ではなく「号外」の輸送です。読売新聞鳥栖工場から新鳥栖駅を経由し、博多駅までの新幹線で運ぶといいます。JR九州は「緊急輸送もJRで解決!」とアピールしています。

 従来のトラック輸送に比べ約30分から60分の時間短縮となるそう。両者は、その高速性と定時性の高さを活かし、「重要なニュースを新幹線による輸送を活用することで、安定かつ迅速に届けられる他、トラック輸送からのモーダルシフトや環境負荷の低減など様々な社会的意義を実現します」としています。

 なお、「ウルトラはやっ!便」は、法人契約で緊急輸送に対応する新しいオプションで、他の「はやっ!便」サービスよりもさらに迅速に荷物を運ぶものだそうです。

 読売新聞西部本社は、次のようにコメントしています。

「2024年は、能登半島地震、羽田で日本航空機炎上、プロゴルフ選手の笹生メジャー2勝の号外を発行しています。日本人選手の活躍が期待されるパリ五輪・パラリンピックを控え、九州新幹線を活用して号外を輸送できることは、号外を迅速に読者に届けることにつながります」

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