JR東海、新型「がいし」を開発 新幹線の線路で必ず見かけるパーツ 実証7年 ついに保守作業に革命が!?

日本ガイシの本領発揮!

新幹線の保守に革命 新型「がいし」

 JR東海は2024年6月25日、日本ガイシと実証実験を重ねてきた「コーティングがいし」の東海道新幹線への導入メドが立ったと発表しました。

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東海道新幹線。矢印の部分にがいしが見える(画像:写真AC)。

 がいしとは、電線と支持物(電柱など)との間に電気が流れないよう絶縁するための磁器製のパーツです。汚損による絶縁性能の低下を防ぐため、東海道新幹線の保守作業では、がいしに専用塗料を手作業で施工しているそうです。

 この塗り替え対象のがいしは5万個以上あり、1、2年ごとに塗り替えを実施。年間約200回、1回で200個以上の塗り替えを、夜間に高所で作業しているといい、身体的負担の大きい多大な労力をかけている作業だそうです。

 そこで、予め工場でコーティングしたがいしを導入します。実証実験を2017年から長期間にわたって行い、十分な絶縁性能を確認したということです。

 コーティングがいしの鉄道への導入は日本初。保全作業の省力化、コスト削減につながるとして、2025年度から順次、対象箇所に導入していく予定だそうです。

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